今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

それがやれるのは。

 家が安定してるから、だろ?


それが言えるのは、家が安定してるからだろ?


金があるからだろ?


次の月の家賃とか心配しなくて良いから、引っ越し先とか考えなくて良いから、


そんなこと言えるたりできたりするんだろ?


そのことを、わかってねーよ。


全然、わかってねーよ。






 ●今まで一体どれだけ上に書いたことを心の中で思ったかわからない。
仕事やめて好きなことにトライしてみる。
家を飛び出して旅に出る。
フリーターやってる。
スノボ?オシャレ?一人暮らし?車??


『いつか家族の問題は、放っておいても良くなるよ。』



...それはお金のある家庭だからだろ?
大好きな人に言いたくて言えなかったこと。



 金は、重要だ。
自分の家が貧しかったら...色んなことが変わる。
いくら自分の人生だ、自分の幸せを掴めと言われても、
自分を育ててくれた家族が困っていたら、それをお前らは見過ごせるのか?
自分の手で家族の生活が変わるなら、それをプレッシャーと感じず、
気負わないでフラフラと自分の望むままにやっていけるのか?
俺の肩には、家族の未来がかかっている。
頼れる親戚も、親もいない。
自分で選んで結婚して築いた家庭でもない。
気付いたらそうなってた。
俺が実習で失敗したら...
単位を落としたら...
学校を退学になったら...


不安になる言い訳を、させてくれ。
俺はこの問題と10年近く前から戦ってきたんだから。
疲れたんだよ。




 前にも書いたことがあるけど、
世の中ままならん。


別れて欲しいと頼んだ彼女はやっぱり実習で落ち込み、俺はそれを放っておけない。
色んな不幸が重なって毎日食べ物が咽喉を通らないクラスの友達は、なぜか俺を選んで頼った。
俺はやっぱり、それを放っておけない。


そして、少なくとも一年続くはずだった父の仕事の契約。
俺が来年の4月からは家の家賃の支払いを引き継いで、なんとかするっていう父との話だったのに、
それは半年以上も前に切られてしまうこととなった。
貯金もなけりゃ、貸家に住んでるうちにとって死活問題なのは確かだ。


世の中ままならん。
なかなか実習に集中なんてさせてくれないよな、やっぱ。






 でもさ、今朝体が重いなか起きて思った。
リアルの言葉。
「絶望ってなんだ?」
絶望ってなんだろう??
絶望ってのは、きっと自分の失敗で他人の人生を滅茶苦茶にしてしまうことや、
わけもわからず仕事をさせられ、死んでいく子どもたちの感じること。


なにが、「マイナスの感情なら大抵共感できる。」だ。
俺は、ちっとも不幸なんかじゃない。
ちっとも失敗してない。
恥じることも何もない。



 今学校行ってて、現在も頑張って単位を取得すべく頑張ってる最中で、
家族が健康で...支えてくれる本当にたくさんの友達がいて、
これで不幸なはずないだろ?


絶望― 絶望とは何だ

絶望ってのはあれだ

これは違う

これは幸せって言うんだ


 これは、幸せって言うんだ。


何度でも挑んでいく。
俺の目標は、ちゃんと手の届くところにある。
たとえ届かなくても、挑むんだ。



俺が手に入れるものは、授かるものじゃない。
すべて自分の意志で歩、掴みに行ったものだ。
それをいつか誇りにできるように。