今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

echo again

 今日で30歳になりました。




 30年間って長い時間だよね。
友人にどんな20代だった?って聞かれて、メジャーが頭を巡り...最悪だったって答えたら、
笑って聞いてくれた。
サクライさん、ありがと☆
大好きです。



 まぁー考えればさ、最悪ってこともないかなぁーって。
悪いことはたくさん起きたし、それを考えるとネガティブにどうしてもなってしまうけど、
良いこともたくさんあったさ。
生きてて良かったって思える夜があった。
それで十分だ。



 ちょうど日付をまたぐ時に、
優しい友人から優しい言葉を聞きながら誕生日を迎える。
職場で好意を持っていただいてるお姉さんから誕生日プレゼントをもらう。
祝ってあげるって誘ってくれる子がいる。
おばあちゃんに朝起きたらおめでとうって言われる。


...誕生日当日の出来事はこんな感じ。
“最悪”なんてことはないよね。こんな生活自体が俺にとっては贅沢だ。

 そう、贅沢だ。
内容にもよるけど、夢を追いかけること、追いかけられること自体が贅沢なものなんだ。
だから俺は知足ってものができてないだけで、決して悪い状況じゃない。
井上雄彦さん的に言うなら、これは幸せって言うんだ。



絶望とは何だ 絶望ってのはあれだ これは違う これは 幸せって言うんだ


 Nico touches the wallsのDiverじゃないけど、
ふと頭の中の鏡に自分を写すと、足りないものだらけで独り怯える。
だけど、最悪じゃない。
客観的にみると、超絶リア充
ただ、ちょっとくらいじゃ満たされない傲慢な自尊心、大きな野望の器がそこにあるだけだ。
それも否定するものじゃない。


 そう、結局さ、俺はこのままで良いんだよ。


 違う友達に30歳の抱負を聞かれた。
うーん...
自分を自分で認められるようになりたい。
そのために、失敗しても良いから、精一杯生きたい。
がむしゃらとは違うけど、努力して努力して、燃え尽きては努力して...そんで手に入るものを笑って受け止めたい。
俺は、幸せに生きていくためのピースは大体揃ってるみたいだから、
あとは自分次第だよね。


 みんなありがと。
きっとクソみたいに生きるはずだった俺が今けっこうまともに生きてるのは、
良い人間と出会えたおかげだと思う。そうに違いない。





 んじゃー、そんなんで、今日も精一杯生きますか。




...って、手紙届いてた!
相変わらず...なんて良くできたやつらなんだか。
どっかの哲学者が言ってたな。人の最大の宝物は出会いだって。
ばっかじゃねーの。“哲学者”なんて頭のイイ奴じゃなくても、
バカな俺だってそんなことわかるわ。
人生にこれ以上のことなんてないよ。

 ありがと。大好きです。

choco la vie

 12.失恋ショコラティエ

 最近思ってたことは、
オトナの女と話してぇー!!!
ってこと。



 世の中の半分は女性で、
小説を読む限り、賢い?女性ってのはたくさん存在するわけなんだけど、
なんでか俺が最近会う人にはそういうものを一切感じなくて...
職場ではふつーに、つーかかなり抑え気味にしてるつもりなのに、
物知りぶってるみたいなことを同僚に言われ、
「はっ?いやいや、常識ないのそっちでしょ?なに、俺が間違ってるの??」
ってなって、でもそんな自分が大人気ないなぁーって思って凹んだり...。
無知を恥と思わないって以前に、開き直って、
『いや、私そんなこと言われても知らないし?』っていうのがフツーってことなら、
なんだか社会やコミュニティ―とか、そういうものを想う人たちの苦労って報われないなぁーなんて思ったり、
でも数少なくても存在する思いやりのある人たちのために、その人たちは努力してるわけで、
そんなことわかってるわけで...
結局やっぱり自分が子どもなんだなぁーって...。


 とりあえず、俺の考えるフツーな環境にいたいなって思ったりしている今日この頃。
ないものねだりなんだろーね、これ。


 そんな中で、今回ちゃんと最後まで読んでみたのは“失恋ショコラティエ”。
昔読んだ時の記憶は、ひん曲がった浸りまくり片思い恋愛と、
味覚もどーせ俺と大差ない女性が飛びつくスイーツっていう題材、その2つで売れてる流行もんのマンガ、
そんな記憶しかなかった。
でも、ちゃんと読んでみたら、
裏にあるチョコとその業界の知識量が膨大なのはもちろん、
大人の恋愛をちゃんと描いてる作品だなぁーって思った。

 ひん曲がった片思いは、ちゃんと主人公がとても長い時間をかけて解決していく。
それは説教ひとつで変わるものでも、綺麗な形で終わるものでもないと思うから、
とても現実らしく描かれていて、納得してしまった。
現代人の、ある意味動物的などうしようもないウェットな恋と、
それと並行して作れるドライっぽいけど愛情のあるセフレとの関係。
何より、欲しいものを手に入れるために狡く悪く、何より賢くあろうとする登場人物たちが、
純化されていて、かつ正しくあろうとする少年マンガにない魅力を感じた。


“恋愛はアートじゃない、人生そのもの。過酷でドロドロ汚れるものだ。”


ベテランの作者だからなのか、ギャグとシリアスのバランスと、一話一話のテンポの良さ、
飽きさせない展開、
地味に個性が立ってるキャラ...
とっても参考になる。

 でも、良い作品ってみんなそうだけど、
この作品は参考になる以前に、自分の価値観を見直す機会を与えてくれてる。
ただのエンタメってのも良いけど、
エンタメにはきっとこういう要素も含まれていて、それで人をエンターテインするものなんだろうね。
“面白い”っていう単純な一言には、色んな要素が含まれていることを、俺はもっと意識するべきだ。
自分が使う時は、色んな意味を込めて発するのに、
他の人のそれには気づかないなんて、さすが俺、傲慢だな。


 どーでも良いけど、俺は女性キャラでは薫子さんがとっても好きでした。
ネットではすごいdisられてるみたいだけど。
ビジュアル、立ち位置、仕草、性格、そして年齢に至るまで(笑)、
すっごい好み〜。

spunky

WE WANT METS!

↑なぜか今ヘビロテで流している曲。




 ●大学に入って、物事を客観的にみることを知った。
知ったのはそれだけじゃなくて、それが実践するのが難しいこともなんだけど、
なぜか客観的に物事を見ることの方だけは、知っただけでなく、自分が上手くなっていってると思い、
それが難しいということは知っているっていうレベルのまま留まって、そこから成長しなかった。
物事の分別ってのは一体どうやって身につけるものなんだろう?


 そんなわけで、俺は自分の客観性を過信している。それからずっと。


 専門学生の頃、よくある心理テストを受けた。
性格を測るってやつで、ビックファイブとかそこらへんのやつ。
そんで俺は主観的に比べてかなり客観的だという結果が出たらしい。
その後、クラスのM君(なぜかほんとに何でもできる出木杉くん)とその話をしてて、
言われたことは、
「あれ、シンさんは直感的に動くタイプだと思ってた」と言われた。
批判的精神が身についていて、
どこぞの大学の教授が言ってようとテレビでやっていようとその内容を鵜呑みにしない俺。
そんな自負があったから、その言葉に俺は驚いた。
どうやら、信頼できる人からの言葉が頭に響く程度には、頭はイカれていなかったらしい。

 直感的?俺が??
なんでそう思ったんだろ???

 もちろん人間が客観的か主観的かなんてのは、
A型の人間が細かいっていうのと同じような話であって、
白か黒かじゃないし、色んな面がある。
でも、そんな話じゃなくって、俺の全体的な印象が直感的ってのは、
やっぱり意味があることだと思った。
俺は直感的なのかな?
そう考えて、思い返してみたら、
自分の専門学校での行動は感情的、そう直感で動いてきたとしか言えないようなものばかりだった。
クラスの誰かがいわれのないことで怒られてたらそれを咄嗟にかばう発言をし、
どうにもならないって冷静に考えればわかることを、どうにかなるんじゃないかって思って、
信頼とかいう言葉で、勝手な期待を押し付けて誰かの行動を予測して....。
そう、専門学生時代だけじゃない。
大学に入って勘違いしただけで、
俺は小さい頃からずっとずっと、ものすごく感情が強く、それに支配されることが多かった子じゃないか。
中学の頃の俺を知る人なら皆が口を揃えて主観的だと言うだろう。
そうなんだ。


 そんなわけでとても主観的な俺は、大人になってからも自分を過信して冷静じゃない判断をいくつもしている。
兄貴の問題はどうにもならないのに、どうにかなるんじゃないかと思って動きまわって、
家族の問題はどうにかなるって思って動き回って、
そんで...
今回は、とても大切な人との付き合いがなんとかなるって思って、
自分なら、この人となら大丈夫だって思って、思おうとして、また頑張ってしまった。


I've learned a lesson.そう思って、もっと冷めて、もっと大人になって進めば良い。
だけど、先輩との付き合いや、大切だと思う人たちとの精神的な繋がりと、
その先にあるんじゃないかって思うもの以上に大切なものが考え付かなくて、
俺は今度はこの先に進む理由を見失う。


誰だ、俺に性的快楽なんて教えたのは?
誰だ、俺の外見や優しさを褒めるのは?
誰だ、俺が何か持ってるっていうやつは?
気持ち良すぎて、勘違いしてしまって、俺はこのつまらない世界から抜け出せなくなる。
こんなクソみたいな世界なら、別にいたいとも思えないのに。
自分の感受性くらいって、茨木のり子さんは言う。
そうだ、その通りだ。
全部自分で招いたことだ。


先達はみなつまらない話をする。
その中で、俺に、未来になんだかの期待を持つことがまたできるんだろうか?
持てたら、きっとすごく楽しいだろうな。


 どうか、俺の自尊心と勝手な期待によって生まれた失望が、
誰かを悪意を持って傷つける力となりませんように。
...もう力にはなってるか。
なら、どうか心の優しい誰かを傷つけることがありませんように。
どっかで誰かに止めてもらえたらなんてムシの良いこと、
いま考えている俺です。

風邪をひく。

 風邪をひく。と、今までの環境が恵まれていたことを思い出す。
うん、良いことだ。

 8.ONE-PUNCH-MAN
 確か、すっごく疲れていた時に借りてきた、完全に娯楽用のもの。
考えた人すげー。ヒーローものの王道的ルートをギャグルートに変換するだけでこんなに面白いのか。
また疲れた時に読みたいです。

 9.監獄学園
 これも、youtubeでたまたま見つけたのを、第1話と2話だけ観たもの。娯楽として。
原作読んだことないから、監督さんが上手いからなのかわからないけど、
本気のギャグってすげーなぁーと思いました。
シリアスなマンガやストーリーマンガでギャルを合間に取り入れるものでもすごいって思ってたけど、
マジもんはやっぱすげーわ。意識全部もっていかれる。

 10.アオイホノオ
ギャルばっかり連続してるのは、疲れていたからだろうか。
これは、ドラマをみてすごく面白かったという友人のオススメ。
炎の転校生(の最初の方だけ。笑)を読んだ俺としては、ちょっと物足りないと感じたけど、
youtubeのドラマ版のクリップをみる限りでは、確かに面白い!!
ものすごくマジメな顔でギャグをやるっていうのは、ここで生まれたのかは知らないけど、
間違いなくこの作者によって確立されていったものなんだと思う。

 11.Psycho-pass 劇場版
 書くのが遅くなったけど、私の大好きなサイコパスです。
作品のテーマは変わらず。
絶対的な何かによって支配されることによって得られる平和か、
争いが日常的に起こりながらも正しいあり方(民主主義?)を求めていく毎日か。
犠牲を伴いながらも法を守って最大人数の最大幸福を願うのか、
法を破ってでも、最大人数からあぶれた人々を助けようとするのか。

 コンピューターが進化を遂げていくにつれて必ず想像してしまうジレンマ。
メトロポリスでも、スプリガンでもそんな話はあった。SFとしては定番的な話なんだろうと思う。
それでも、描き方で視聴者の関心の度合いはまったく異なる。
戦い方、キャラクター、学のあると言われる人々にとって楽しい哲学者や文学者からの引用によるやり取り、
いま流行の残虐性の高いシーン...
虚淵玄さんって方は、よほど引き出しが多いのだろう。
そんで、その中に詰まったものの使い方が絶妙なんだ。単純にすごいなぁーって思う。

 特に面白いと思ったのは、通常アニメや漫画では、主人公は最終的に法から逸脱していくのに対して、
この作品では主人公は法を遵守する。
最大人数の最大幸福というシステムが、その方法が間違っていても、
それを失ってしまった時、より多くの損害が出ることを理性で理解しているからだ。
それでも感情的になって、
「そんなもん知るか。人間は強いんだ。お前らなんか必要ない」って言って、システムをぶっ壊して、
ハッピーエンド。これがマンガの中での王道だと思う。
でもこれは、自らの種族の強さを過大評価する傲慢さ、そんなものを否定できない気がする。
子ども相手の話ならそれが良くても、
人間の性質を知る大人ならばそれでは通じない。
だから、システムを単純に壊すことはできない。

 その主人公の出した結論が、これを後に残る名作にしてるんじゃないかと思う。
まぁー、演出がすごかったから、そういう部分が評価されているのかどうかは知らないけど。
俺はその部分が好きだった。

頑張れ、俺!

 7.累

 こちらも話題作。マンガ大賞を受賞したんだったか。
3巻までを借りて読む。

 魔法使いの嫁は、ファンタジー小説がマンガという形で出てきた感じ。
累は、クラシカルな舞台劇がマンガという形で出てきた感じ。

 学べることと言えば、極端にダークな話はウケることもあるということ。

 あとは、単純に作品を楽しめた。
テーマは、かなり前から俺が抱えていたこと。
外見の恵まれているものと、恵まれていない者。いや、恵まれていないどころか、大きな負債を背負わされている者。
美と醜悪。
学歴社会ではなく、外見社会になったなんて言葉を聞くけど、
俺は時々街を歩いていてゾッとする。
なんで駅前はこんなにキレイな人ばっかりいるんだろ?
なんでみんなこんなにイケメンでオシャレなんだろ?
なんで太ってる人やブスな人がいないんだろ?
駅ビルとかデパートとかでは特にそう思う。
日本人をランダムに100人選んでそこに置いたなら、
必ず太っている人や、背が低い男、とてもウケの悪い顔の人...そういう人がいるはずなのに、
その特定の場所には一切そういう人が見当たらない。
まるで、そこには「醜い人禁止」のルールがあるみたいに...。


 そんな俺らが住む社会の真実を、
真っ向から描いた作品。
面白かった...けど、このマンガが流行る今の社会ってどうなのかな。
絵は決して上手くないし、ストーリーが特別面白いわけでもない。
だとしたら、少なからず共感する人たちがいて、その人たちが支持しているんだと思う。
俺も共感する人の一人だけど、
自分と同じ気持ちを引きずっている人たちがたくさんいることは、決して嬉しいことじゃない。


 真実を描いているからこそ、そこに希望はない。描かれない。
マンガ、というかファンタジーの世界で描かれる綺麗事にも嫌気がさすけど、
救いのない話にも、悲しみを感じてしまう。


 外見という縛りから、いつか俺が抜け出せますよーに。
他人に、外見なんて関係ないって心から言えるようになれたら。

魔法使いの嫁

 3.魔法使いの嫁

 話題作。
プロット的に面白いものを期待していたけど、
そこは裏切られた。
でも、王道的な話ばっかり頭の中を巡っていたから、逆にこういった、
作者が好きで好きでたまらない世界を描いたものを読めて良かった。
好きな世界に対する知識量がとても多く、
改めて作者のような人種の好きなものにそそぐエネルギー量に驚いた。
どんな世界でも、エネルギー量が多い人は強いなぁーと思う。
単純に好きの度合いに比例するものでもないと思うのだが、
そこはオタクの方々のおっしゃるところの「愛」なのだろうか...。



 4.リベンジ

 復讐もの、ということで借りてみた。
復讐のやり方はとても稚拙、というか、非現実的であり、
それらのシーンでガッカリさせられるが、描いているのが人間模様だったり、
誰もが共感できる復讐心だったり、ドラマとしてはちゃんとできていると言えるんだと思う。
それぞれの復讐の仕方には期待できないけれど、話をどう展開させ、
どう終わらせるかが気になるため、最後まで観ようかと思うが...途中はすっ飛ばすかも。



 5.メンタリスト

 超能力ではなく、超心理術...だ、そうだ。
当然心理学はドラマで描かれるように万能ではない。
どれだけ観察力があっても、そこにある情報から得られるものは、何通りかの可能性だ。
それを知っているからこそ、そこまでのめり込めない自分がいる。
でもそれを差し引いても面白いと思った。

主人公が心理学のスペシャリストだということで長々とした推理の説明が省いている。
これによって物語をテンポ良く進めることができるし、
ギャグをたくさんいれてポップな感じを出せる。
犯罪ものなのに、明るい雰囲気の場面が多くなる。

キャラも良い。
ツンデレのボスに、いつもふざけている主人公。たぶん日本でいうところのルパン三世なんだろうなぁー。
おどけているのに結果は出す。やる時はやる...。
そんなキャラが愛されるってことなのかな。

 あと、心理学をテーマにしているけど、心理術が使われているのはドラマの中でではなく、
視聴者に対して、だと感じた。
例として第三話では、被害者の父親に、被害者のことを「いい子たち」と言わせて、
子どもたちが犯人なわけがないという考えを視聴者に上手くぶち込んでる。

 主人公の変人っぷりは参考になるかな。



 6.月刊少女野崎くん

 ただ単に好奇心で読んでみた。
面白かった。なんか、動物のお医者さんを読んだ時のような面白さだった。
いつの時代も通用しそうな話が良いと思う。
キャラづくり以外はなんの参考にもならないけど、
疲れている時に読もうかと思う...。



 

一日一冊

 1.ブラック心理術

 内容はかなり薄いけど、一応参考にはなる。
心理学の基礎はあまり変わらないだろうから、問題はこれらをどう応用するか。

・大学時代のノートを掘り起こすこと。
・心理学の教科書をどこかの段階で買って読み直すこと。
・心理学の研究と結果については日々発表されるはず。
それらをどこでどうキャッチするか。→雑誌を検索。読めるところを探すこと。
場合によっては大学のデータベースを借りる。




 2.レバレッジ シーズン1
 使っているのは古典的なトリックばかり。
予想外の展開を必ず設けてて、そこでストーリーを面白くしている。
あとは、キャラの個性で上手く話を面白くしている。
使っているガジェットは参考になる。
シーズン2もみて、その次はメンタリストを。

・詐欺に関してはクロサギを読み直した方が勉強になる。
 →中古での購入。