今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

風邪をひく。

 風邪をひく。と、今までの環境が恵まれていたことを思い出す。
うん、良いことだ。

 8.ONE-PUNCH-MAN
 確か、すっごく疲れていた時に借りてきた、完全に娯楽用のもの。
考えた人すげー。ヒーローものの王道的ルートをギャグルートに変換するだけでこんなに面白いのか。
また疲れた時に読みたいです。

 9.監獄学園
 これも、youtubeでたまたま見つけたのを、第1話と2話だけ観たもの。娯楽として。
原作読んだことないから、監督さんが上手いからなのかわからないけど、
本気のギャグってすげーなぁーと思いました。
シリアスなマンガやストーリーマンガでギャルを合間に取り入れるものでもすごいって思ってたけど、
マジもんはやっぱすげーわ。意識全部もっていかれる。

 10.アオイホノオ
ギャルばっかり連続してるのは、疲れていたからだろうか。
これは、ドラマをみてすごく面白かったという友人のオススメ。
炎の転校生(の最初の方だけ。笑)を読んだ俺としては、ちょっと物足りないと感じたけど、
youtubeのドラマ版のクリップをみる限りでは、確かに面白い!!
ものすごくマジメな顔でギャグをやるっていうのは、ここで生まれたのかは知らないけど、
間違いなくこの作者によって確立されていったものなんだと思う。

 11.Psycho-pass 劇場版
 書くのが遅くなったけど、私の大好きなサイコパスです。
作品のテーマは変わらず。
絶対的な何かによって支配されることによって得られる平和か、
争いが日常的に起こりながらも正しいあり方(民主主義?)を求めていく毎日か。
犠牲を伴いながらも法を守って最大人数の最大幸福を願うのか、
法を破ってでも、最大人数からあぶれた人々を助けようとするのか。

 コンピューターが進化を遂げていくにつれて必ず想像してしまうジレンマ。
メトロポリスでも、スプリガンでもそんな話はあった。SFとしては定番的な話なんだろうと思う。
それでも、描き方で視聴者の関心の度合いはまったく異なる。
戦い方、キャラクター、学のあると言われる人々にとって楽しい哲学者や文学者からの引用によるやり取り、
いま流行の残虐性の高いシーン...
虚淵玄さんって方は、よほど引き出しが多いのだろう。
そんで、その中に詰まったものの使い方が絶妙なんだ。単純にすごいなぁーって思う。

 特に面白いと思ったのは、通常アニメや漫画では、主人公は最終的に法から逸脱していくのに対して、
この作品では主人公は法を遵守する。
最大人数の最大幸福というシステムが、その方法が間違っていても、
それを失ってしまった時、より多くの損害が出ることを理性で理解しているからだ。
それでも感情的になって、
「そんなもん知るか。人間は強いんだ。お前らなんか必要ない」って言って、システムをぶっ壊して、
ハッピーエンド。これがマンガの中での王道だと思う。
でもこれは、自らの種族の強さを過大評価する傲慢さ、そんなものを否定できない気がする。
子ども相手の話ならそれが良くても、
人間の性質を知る大人ならばそれでは通じない。
だから、システムを単純に壊すことはできない。

 その主人公の出した結論が、これを後に残る名作にしてるんじゃないかと思う。
まぁー、演出がすごかったから、そういう部分が評価されているのかどうかは知らないけど。
俺はその部分が好きだった。