今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

can you sing with the color of the wind

 少し前の話。
高校の時の友人から突然電話があった。
もう2年ほど連絡を取っていない友達。
最後に実際に会ったのはきっと5年ほど前。


 そんな友達が、「この前“今朝のココア”みたんだけど。」と言った。


 時々ドキっとする。
俺がこれまで出会ってきた人たちはとても真面目で優しくて、
10年以上前に立ち上げたこのブログを覚えててくれて、今でもふと思い出した時に読んでくれたりするらしいのだ。
それはそれは...嬉しい気持ちがもちろん最初にくるのだけど、
申し訳ない気持ちにもなる。
ちゃんと更新していないことに加え、この内容では...いや、ほんと非常に申し訳ない。



 ここは俺の感情のはけ口、というか、考えをまとめる場所なので、
今俺がどこで何してるのかとか、そういうことが書かれていない。
どこに行って誰と会ってるかとか...そんな話が一切ない。


 それはそれで良いと思うんだけど、何年かぶりに覗いてくれた人のために、
ちょっと今の自分の状況?について少しだけ書いておこうかなぁーって思う。


 いま俺は埼玉県のとある小さな病院で看護師として働いている。
がむしゃらに精一杯、働きマン!...の対極にいて、かなりゆるーく働いていると思う。
少なくとも、都内の急性期の大きな病院で働くナースさんたちとは比べるべくもなく、ってな感じ。
給料には満足してる。ただ、将来のことを考えるとずっと働いていく病院ってわけではないから、
近いうちに転職をする予定。転職って言っても違う病院に勤めるだけだけど。


 趣味はあるけど、それに広がりを持たせられなくて、ものすごく楽しめてるわけではない、かな。
音楽は残念ながら続けていない。ドラムはもう叩けないし、オカリナも吹けない。
英語も「捨てる」って考えた時からほんとに維持する努力をやめてしまったから、
今ではほとんど話せない。
運動は、割れた腹を維持したくて細々と筋トレしたり走ったりしてたけど、
いまこの瞬間はかなりたるんだ身体になっちゃってる。
読書は、マンガは時々読むけど、小説はあんまり読んでいない。
お酒は相変わらず飲めないけど、なぜかコーヒーはとっても好きになった。
あと、なぜか最近とってもチョコレートが好き。
理性を保たないと平気で高級チョコレートを買ってしまう。どこのOLだ!?って感じですね。
昔に比べてかなりインドアで、けっこうなめんどくさがり屋になってしまったから、
都内のこともよくわからない。
この前新宿で高校の友達たちと会ったけど、
待ち合わせ場所の歌舞伎町のドンキがわからなかった。
最近東口と聞いてやっとアルタが思い浮かぶようになった。


 家族は、低空飛行を続けている。
低空飛行でも落ち着いているから良いのかなぁーなんて今は思ってる。
去年までこのどうしようもない状態をなんとかしようと頑張ったりしてたけど、
今は前向きに諦めようと考えるようになった。
別にどう自分が生きていきたいか、明確なビジョンがあるわけじゃないんだけど、
家族と一緒に生きていくことが俺の望みではないのは確かだから、
精神的な距離を取れるように今なって、これからは少しずつ物理的に距離を取っていこうと思う。
せめて祖母と母に何かあった時は避難させてあげられるようになりたい、なんて思ったりはまだするけど。


 恋愛に関しては、上手くいってるのかな、これは?
イイ意味で、期待も失望もしなくなってきてるかなって思う。
性的な行為は愛情と切り離されたし、
好きな人にすべてを求めるようなことはもうしなくなった。
現在ちゃんとした付き合いをしてるわけではないけど、
いまはこれで良いかなぁーって思う。


 交友関係については、いい距離を保ててるのかなって思う。
そりゃーできればもっとみんなと会いたいけど、
経済的にも時間的にもなかなかそうはいかないよね。
でも、時々連絡を取り合ってる今の状態はそこまで悪くないかなって思う。
たとえ、「機会があったら会おうね」って言いながら、
いつまでも会えないまま時間が経ってるってな状態であったとしても、
それはそれで良いじゃん。
機会があれば会えるしさ。



 最後に、身体も精神も今は調子が良い。
とっても元気!ハッスルハッスル!!マッスルマッスル!!...ってほどじゃないけど、
仕事の日に朝どうしても起きられなかったり、
身体のどこかがいつでも不調だったり、
そんなことがない。



 だから、結論として、今の俺はよくやってる。
未来のことも、いい具合に力を抜いた状態で、それなりに考えてる。



 これを読んでくれてる方、
そんなわけで、あれですよ。
「落ち込むこともあるけれど、私は元気です。」
ってやつです。


 これからも時々覗いてくれたら、それはやっぱりとっても嬉しいなって思います。