今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

生きてて良かった。

 ●深夜高速。


 一年に一度くらいかな、と思ってたら、
残念ながら何年かに一度くらいなんだけど、
深夜高速で歌われているように、“生きてて良かった”と思える夜がある。


 憶えている限りでは、前回は確か少し大きな規模のクラス会があって、
その帰りかなんかに生ちゃんと話してて、そう思ったんだ。



 今回は、電話でEと話した後、そう思った。
ずっと好きだった人に認めてもらえたことが、頼ってもらえたことが、
本当に、本当に嬉しかった。





 ●ずっと憧れてきた人は、すべての面でいつでも俺より上にいました。
自分の力一つで道を切り開いていって、高校生の時から語っていた夢を叶え、
運命の人と出会い、俺が「こうだったら良いな」という夫婦となり、
子どもができて...
その間に世界を旅してまわったりもして...。



 俺はあんまり人生うまくいってなかったから、ちょっと寂しかったんだよね。
ずっと好きだったけど、上しか見てないその人は、いつでも向き合ってしっかり話は聞いてくれたけど、
俺のことは目に入ってなかったと思う。





 何年も経って、その人がこっちにきてしまった時、
俺は嬉しい気持ちになるんだろうなぁーって思った。
寂しかったのが薄らぐかなぁーなんて。
でも、実際は、憧れの人がこっちに来てしまったことがとても悲しかった。
悲しくて、悲しくて、そんな自分に少し驚いたりした。
He or she deserves to be happyなんてよく言うけど、
そんな人は存在しないっていうのが俺の持論。
だけど、この人には個人的な感情が強く出てしまって、客観的にはみれない。
だから、どうしても思ってしまう。

この人は幸せになるべき人なのにって。
こんなところに迷い込むべき人じゃないって。



 実際には、憧れの押し付けだった。
彼女は俺と似てるところがたくさんあって、欲しいものも似てた。
だから、対等であるべきだったのに、
俺が勝手に憧れを押し付けて、
俺の色んな感情を無条件で受け止めてくれる姉のようなポジションを演じさせてしまった。
自分が楽をしたいばっかりに。






 俺が今できることってなんだろう。
彼女がちゃんと説明してくれても、やっぱり彼女は俺なんかと対等であるべきでないと思ってしまう。
自分が楽をするためだけでなく、長年の憧れの気持ちがそうさせる。
だから、
まずはこの気持ちをなんとかしよう。
彼女は俺と同じ人で、同じようなことに悩む対等な存在だって認めよう。
望むなら、ケンカだってしよう。
たぶん、いつか彼女は遠くにいってしまうから、
せめてそれまで。





 眠いや。今日はこれが限界。
明日はまたリーダー業務。
頑張らないと。