今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

ダウン。

 疲れがたまってダウン。

自分がやりたいことをやっての結果だから、満足してる。
うん、体調不良ながらよく頑張ったぞ。




 ●Mにどんな小説が好きかと聞かれ、
少し考えた後、『異質について描かれた本』と答えた。
周りと異なる、周りに溶け込めない、
排除される存在。
そんなものについて描かれたものが好きなのだと、ふと気づいたのだ。


 好きな小説はたくさんある。
好きな作家さんも。
でも、本当に好きだという話は、小説でも映画でもマンガでも、
皆に愛される明るく強い主人公が登場する話ではなく、
異質な存在である者が、そのことを理解した上で自分なりの答えを持って世界とやっていく、というものが多い気がする。
屍鬼も、魔性の子も、
今回読んだ樹上のゆりかごも、異質がテーマに含まれる。
マンガのリアルは障害によって無理やり異質なものにされた人たちの話だし、
3月のライオンは、クラスや集団に溶け込めないことに慣れた桐山零が主人公だ。


 
『幸福な家庭は皆同じように似ているが
 不幸な家庭はそれぞれにその不幸の様を異にしているものだ』


トルストイはこんなことを書いたらしいが、
これをネギまでは「幸福な輩はつまらん。」と解釈している。
不幸と苦悩こそが人に魂をやどす、と。



 俺には正直よくわからんが、
少なくとも異質がテーマの作品があるおかげで、俺は自分のことがより理解できているし、慰めにもなっている。
別に自分がそこまで強く他と異なるわけではないが、少なくとも多くの人と多くの想いを分かち合える人間ではないのだ。





 ...と書いたところで、やっぱりエネルギー不足。
もう一度ダウン。