steady

　小さい時は、大人になったらみんな大きくなるもんだと思ってた...と言ったら爆笑されたしんデス。
いや、切実なんです。

　●理想の恋人ってどんな人ですか？

この質問は俺だけじゃなく、きっと多くの人にとっても難しいものだと思う。
世界で一人、この人じゃなきゃいけないってのは...難しいからだ。

...なんだかわけわかんなくなってるけど、
人を愛すのは、過去の経験から来るものだということが...たぶん言いたい。
日本語が不自由ですね、俺。

船Aと船Bがある。
船Aの帆を船Bの帆と交換した。
この時点で船Aはまだ船Aのままのはずだ。
だけど碇を取り替えて、竜骨を取り替えて、
船長の横にいっつもあるグルグル回すやつを取り替えて...and so on.
たぶんこれを繰り返していったら、船Aは船Aじゃなくなる。
でも、一体どの時点で船Aは船Aじゃなくなるんだろう？

これはきっとアイデンティティーの話。
俺の愛する人もきっと一緒だ。（いや、いないけどね、そういう人。笑）
俺はその人を愛して、その人じゃなきゃダメで...
（そうなってる自分を想像できない悲しい自分がここにいるけど）
そうだったとして、
俺はその人のどこを愛してるんだろ？
例えば彼女が事故で顔を火傷しちゃった。
大好きな笑顔はもう見れない。
だけど...きっと俺はその人のこと好きなままだよね。
顔が変わったって嫌いにはならない。
例えばアルツハイマーになってしまった。
彼女は俺のことがわからない。
色んなことがわかんない。
でも、俺はきっとその人のこと好きなままだよね。
少なくとも、好きなままな方が一般的には好まれる。
映画とかではよくあるストーリーだ。

彼女は、何をもってして彼女なんだろ？
顔も性格も関係ないんだとしたら、
一体俺は彼女の何を愛するんだろう？？
そう考えた時、
やっぱり結論としては、
彼女との思い出とか、彼女との付き合いを愛するってことになるんだよね。
変な話、自分の頭の中にあるものを大切にするんだ。記憶を。

...なんかよくわかんないけど、
あれ、理想の恋人の話をしてたんじゃなかったっけ？あれ？？
見事に違う話になって終わった。
面接ではこういうことが起きてませんよーに。

愛する人ってのは条件を並べて表現できるもんじゃない...のかな、やっぱ。