今朝のココア

こんな日々を愛おしく思って

朝日を見にいこうよ

chocoan2005-10-23

次の日、彼女の仕事が休みだって聞いたら
天気予報をすぐネットでチェックして
もし東京都心の方が快晴だったら
すぐ自転車屋さんにダッシュ
一万で買った折りたたみ自転車に荷台をつけてもらって、
その日はメールを一通送って早めに寝るんだ。
「朝4時に迎えに行くから。」


次の日、彼女が後ろにのっかれば、
あとはひたすらこぐだけ。
えー無理だよーって言われても、
ひたすらこぐだけ。
めちゃくちゃ疲れて、
ときどき真っ暗な多摩川べりに寝転びながら休憩して、
またひらすらこぐ。


3時間もしたら、東京湾の堤防に着く。
へっとへとで、足もガクガク。
もう周りは明るいけど、まだ予定時刻までは30分ある。
堤防のコンクリートに二人で腰掛けて、
ほんとに来れたねーって、
ただボケーっと待つんだ。


東に集まった雲に少し邪魔されながらも、
日に顔を紅く染められたら、
なんだかこれ以上ないくらい幸せになって、
死んでもイイなんて思いまで頭をかすめて。


おなかすいたねー。
って、やっぱいつまでもそこにいるわけにはいかなくて
そこらのファミレス入るか?
って自転車たたんで。


休日の朝、めっちゃ空いてる電車で
お互いの頭を寄せ合って寝てる二人を見かけたら、
きっと二人は朝日をみに行ってきた帰りだよ。



 今、夜の2時半です。
起きていても、夢をみています。